一教 小手返し 振り子
心と体がバラバラだよ
2024-07-08
川崎
今回の稽古では、下記のことについて学びました。
●正面打ち 一教 入り身
本日は、正面打ち一教入り身を学びました。最初は技をかけようとしたときに、私の心の迷いが動作に現れてしまい、技をかけることができませんでした。先生から「心と体がバラバラだよ」と指摘されたとき、自分が迷いすぎていることにはっとさせられました。
先生から指摘された私は、以下の3点に意識を向けて技をかけました。
・技をかけるときに、相手をまっすぐ見据える
・体の軸が横にぶれないように意識する
・余計なことを考えずに、技をかけることだけに集中する
上記の3点を抑えた上で技をかけたところ、きちんと決まるようになりました。迷いをなくし、技を掛けることだけに集中することの大切さを改めて思い知りました。
●小手返し
本日も、小手返しの練習に取り組ませて頂きました。以前と比べると、指のかけ方や足の運び方はスムーズになりました。しかし、相手の肘と肩を落とすのにまだ課題が残っています。先生からは「全てを強引にやろうとせず、丹田の力を使いながら、手は柔らかく保つことが大切だ」とアドバイスを頂きました。先生からのアドバイスを意識することで、何とか小手返しを決めることができています。
小手返しの練習を終えた後で、先生から「剛と柔を両立させることが大切です。現実世界でも同じでしょ?」と教えて頂きました。まさに先生の仰る通りです。
●振り子の理
本日の稽古では、振り子の理を使った技を掛けることはありませんでした。しかし、先生が仰っていた言葉が印象に残っています。先生は丹田の力を腕に伝える際に、次のように話されていました。
「腕に頼らない。足元と腰、丹田の力を腕に伝えているんだよ。」
先生の言葉を聞いたとき、稽古始めの光景を思い出しました。先生は稽古始めの段階で、必ず以下の点について指導されます。
・水平軸を保つ
・頭から垂直に軸が貫かれている感覚をつかむ
・重心は崩さず、前にのせる感覚をつかむ
私はまだ姿勢が安定しておらず、丹田の力を腕に伝えることができていません。その結果、腕力に頼らざるを得ず、丹田の力を活かせていないのだと実感しました。自宅での隙間時間を利用して、姿勢保持の練習に励むことで、この課題を克服していきたいです。