一教
腕を脱力して『持たせる』
2024-10-23
石塚俊之
■座技、扇の手 交差どり
接点では無く、爪の先から動く。
相手の脇の下を狙う。
相手の肩を抜き、崩す。
感覚を研ぎ澄ませて、繊細な動きが必要。
■一教腕抑え-崩し
腕力や体重をかけて崩すのではない。
上体を前傾させず、刀を切り下ろす、振り下ろすイメージで縦に崩す。
二教の崩しも同様。
■腕は、持たれるでなく、持たせる
相手に腕を『持たれる』。と、相手に腕を『持たせる』。とは明確に違う。
持たれるでは、相手が有利。
持たせるには、自分の肩から先すべてを捨ててしまう。脱力。
■片手取り転換
・腕を脱力して『持たせる』。
・体と接点の距離を変えたやり方、どちらも出来る様にする。
①接点近い:接点はへその前、体の中心の軸から接点をブレさせないように、体幹のチカラで相手を引き込む。
②接点遠い:広背筋を意識して、バレエの《アン・バー》に近い型を作り、体幹のチカラで相手を引き込む。※無意識に肩を動かすので注意!
■一教腕抑え。
本来は、相手のあばらに膝蹴りを入れた後に、脇の下に膝を入れる。
危ないので省略して教えている