(一社)楽心館 氣と丹田の合気道会

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他会有段者×楽心館合気道

Our Story

稽古を通して

匿名希望 女性

※他道場での合気道団体(有段者)から楽心館に入門された方の体験談です。

私は楽心館の稽古に今年の2月より通わせて頂いております。

以前、別の道場で初段をいただきました。当時はひたすら受け身の稽古と型を覚えるのに必死でした。
合気というものがわからず技が掛かるとはどういうことかもわからず、型稽古を行っておりました。

ストレッチや筋トレも導入されていました。体を動かすスポーツという観点で見ればそれはそれで体を鍛えることができましたので良かったと思います。体力もつきました。夏など道着が汗でずっしりするほど動きました。



楽心館に入会し石川先生の丁寧な説明と指導のお陰ではじめて合気という意味が(あくまで意味がです。)少し理解できたように思います。

接点を通して相手と繋がる意識を持ち相手の中心軸を崩す、抜く。
(この、つながって、崩す、抜くということがどうやったらできるのかが稽古の眼目だと思われますがまったくもって私にはどう意識と体を使えばいいのかはわかりません。当たり前ですが。)

どんなに強い力で持っても技がかかれば一瞬のうちに崩されてしまう。最小の動きで最大の力を発揮する。

「こ、こ、これが合気なのかぁ~!」

石川先生に技を掛けて頂くたびに感動する私なのであります。

特に面白いと思ったのは意識の使い方。自分の中心に軸を通す、とか足裏から大地の反発力を感じてそれを腰腹丹田を通り腕に伝えるとか。
そういう意識を持って体を使うという事は楽心館にきて初めて教えて頂きました。



石川先生は日本の歴史にも造詣が深いですし、書も達筆です。合気道以外の面でも様々な影響を受けています。
私は先生の影響で日本の古典文学に興味を持ちました。吉田兼好の徒然草は教科書で一度は目にしていますが、大人になってこそじっくり読むべきだなと思いました。兼好の人生哲学は普遍的だと思います。


そして先生は男前であります。
顔だけでなく精神も。

剣術の稽古で先生と対峙した時、古の武士はこういう目や雰囲気を持っていたのではないかと想像してしまいます。

本物の技を持っている先生に出会うというのは意外に難しいことなのではないでしょうか。

このご縁に感謝致します。


女性にも武道としての抵抗が少なく長く続けられる合気道。背筋が伸び立ち姿も美しくなりますし、関節も柔軟になります。
私は肩凝りがひどいのですが、稽古の中で自然にストレッチできるので気持ちがいいです。

私は剣術の稽古が大好きななのですが、剣を構えると女性でありながら、男性性が目覚めるというか、爽快な気分になります。
正眼から打ち込まれると最初は怖くて目をつぶってしまいますが、怖さに勝ち目をつぶらずに受けるこ出来たとき、自分の弱さに勝てた気がして嬉しいです。
稽古の中で心も鍛練されていく、日常生活の中でも嫌な事から逃げずに立ち向かっていける、そんな心を知らず知らず養っていけるような気がします。

石川先生は面白いですが稽古中は厳しいです。その厳しさがとても有り難いです。

緊張感を持ちながらも楽しく合気道を続けて行きたいと思っております。

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