Our Story
息子の小さな背中を眺めて思うこと
中川芳明
拝啓 石川先生
中川と申します。息子の中川拓也が楽心館の小平教室でお世話になっております。拓也が楽心館に通うようになって早いもので五年になりました。
家内から拓也に合気道を習わせたいと相談された時は、小学校1年生の息子がついていけるのか少々心配しました。会社の帰りに初めて小平の体育館に稽古の見学に行ったとき、石川先生が小さな子供達と同じ視線で一緒に合気道を楽しむ姿を拝見し安心しました。
まさに楽心館という名前の通りの道場だと思いました。
今、振り返りますとこの五年の間に息子にとっていくつかのターニングポイントがありました。小さな子供ですのでマンネリ化して毎週、ただ通うだけで練習が足りない時期もありました。家内が体調を崩して練習を続けて休んだこともありました。合気道を続けるかどうか家族で話したこともありました。
審査会で審査に落ちた事もありました。この東京武道館から綾瀬駅まで息子と一緒に歩きながら息子をどうやって慰めようかと考えていましたら息子がいつになく強い視線で私を見ながら「お父さん、やっぱり練習をしないとだめだ。今度はもっと練習して頑張るよ」と自分から言ってくれました。息子は本当にのんびり屋なのですが、そののんびり屋の息子が成長していることを実感した一瞬でした。この審査会の時には審査会終了後に石川先生がわざわざ私のところにきて「私が責任をもって拓也君が合格できるように指導します。」と声をかけて頂き嬉しく思いました。
私は父親として息子には小学校の間に何かひとつ、これは自分でやり抜いたという経験をしてもらいたいと思っています。自分で努力して何かひとつのことができるようになる。この経験が子供に自分を信じて、何事も努力してやってみるという前向きの心を育てるのではないかと思っております。息子の拓也にとっては楽心館での合気道がそうなのではないかと思います。
石川先生や楽心館の方々のおかげで息子は合気道とのいい出会いをすることができました。これからも皆様といい関係が作れますように息子と一緒に努力していきたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました。