Our Story
導く
岡田 浩司
始めた きっかけ
私は、長男の付き添いで合気道の稽古の見学をしているうちに自分もやってみたくなり1年前から稽古に参加しております。今では次男と三男も参加し、家族4人で稽古しています。最近、仕事と合気道の関係で思ったことがあり、文章にしてみました。
現在の仕事
仕事ではITツールとその利用ルールや運用ルールを決めて開発設計環境を良くする業務を行っています。1000人近い利用者に対して、決めたルールを守って「気持ちよく使ってもらう」ということが難しく、縛られたくないとか、嫌いだとかを理由に抵抗する人もいます。この様な人々にも同じ方向を向いて使ってもらわなければなりません。
仕事への応用
そのためには、こちらから押し付けて使わせるのではなく、使う人たちがいつの間にか使いたくなる。
または、あたかも自分が使うことを決めたという状態にする様に仕向けることを行っています。
この押し付けない方法は、私なりに仕事をうまくすすめるために考えたのですが、子供の付き添いで合気道を見学しながら稽古で教えてもらっている内容を通してヒントを得ていたと思います。
また、自分が稽古を受けるようになり石川先生から「力入ってるね。会社でもそうなんでしょ」と、冗談半分によくからかわれます。仕事中にこの言葉を思い起こすことがあります。
合気道で得たものが仕事におきかえると実行場面で「これがあれに関係するし、これもあれに応用できる」と思うことが多々あります。
具体例
具体的に例を書くと以下になります。
・力まずに大きな力を発揮する : 力むことが余裕のなさを表してしまう、隙ができる
・相手の半身(はんみ)と自分の半身を一致させる : 相手や事象と自分の関係を一致させることで解決に導く
・相手の中心に自分の中心を入れる : 相手や事象の核心をとらえる
・心中線(しんちゅうせん)をまっすぐにする : 自分の立ち位置が崩れては相手や事象をコントロールできない
・手をとって相手の中心を崩す : 違う部分からアプローチして真の目的を果たす
・相手の力とぶつからない : ぶつかると止められるので、ぶるからずに目的を果たす
等々、未だ初心者ですので解釈に稚拙な部分があると思いますが、さらに稽古を積むすることによって具体的な
内容がもっと違ったものになったり深みや重みをもったもの、核心を突くものになることが楽しみです。
私の合気道は、心身の鍛練を仕事にも応用出来するという付加価値を持っており、今後も、自分や周囲の人に良い
影響を与えるように子供と共に粛々と稽古を続けて行きたいと思っています。